ケガとは無縁のような彩音が、1ヶ月前初めて両膝を痛めるという経験をした。
棒立ちの状態での練習再開。
曲がらない、走れない、跳べない…
「前のようにバレーボールが出来るのかな…」
不安ばかりが大きくなり、自分の夢を諦めそうになる時もあった。
それでも、元に戻ることを信じ痛みに堪えながら練習を続けてきた1ヶ月。
練習以外の時間でも、両膝のケアを丹念に続けてきた。
 
2019年11月4日、両膝の具合も気になる中、
「今できることを精一杯やるだけ。頑張れ!」
そう送り出した北越銀行杯長岡地区予選当日の朝。
 
やはり朝の練習では思うような動きができていなかった。
しかし勝ち進むごとに痛みよりも勝利への執念が先に立ち、彩音の全力プレーを蘇らせる。
いつも通りのガッツあふれるプレー。
前後左右どこでも動き回り、意地でもボールを落とさない彩音が、気付けばコートの中にいた。
 
そして、つかみ取った県大会への切符。
まずは両膝のケア、そしてそれぞれの課題を乗り越えるための大事な2週間。
泣いても笑っても、6年生にとってはこれが最後の公式戦。
みんなの気持ち・団結がチームの力を強くする。
お世話になった6年生とともに、笛が鳴る最後の瞬間まで全力でボールを追い続け、全員で勝利をつかみ取れ!
あの感動をもう一度…
目指すところはただ一つ。
県大会優勝!
 
今年もいける!今年もやれる!
心はひとつ!
頑張れ片貝!!

5. 父、母  
FullSizeRender
IMG_3804