2年生からバレーボールを始めて4年。ただただ、バレーボールが大好きな彩音。全国大会に出ることが夢で、これまで4年間全力で走り続けてきました。
今年は小学生最後の年。
しかし、全国大会を目指せる最後のチャンスが無くなってしまい、とても悔しい気持ちでいっぱいだったと思います。
緊急事態宣言が明け、やっと練習が再開できることとなったその日。突然彩音に襲ってきた背中の激痛。その日から徐々に右腕が上がらなくなり、さらには右手で書くことも、食事をすることも出来なくなりました。当たり前に過ごしてきた日常が嘘だったかのように、その日を境に、彩音から大きな声と笑顔は消えてしまいました。
少しの振動でも痛みが走り、歩くのも精一杯の生活。いずれ足も動かなくなるのでは…そんな不安がよぎり、散歩を日課としました。ゆっくりと100m歩き…休憩しては再び歩く。これを毎日親子で続けました。散歩をしながら「人生変わっちゃったかな…」そんなことを呟く彩音を見て、思わず涙がこぼれそうになったことを思い出します。
藁にもすがる思いで、幾つもの治療へ向かう日々。しかし、痛みと疲労から気力も体力も落ち、彩音自身は学校へ通うこともままならない状態となっていきました。もしかしたら、親の治したいという思いに彩音の気力、体力が追い付いていないんじゃないか…。今効果が出なくても、主治医の先生、リハビリの先生を信じ、根気強く治療していこう、そう決意したのを覚えています。
この頃、運だめしで引いたおみくじには「大吉 ねがいが三つかなう」と。これを見た彩音の願いはただ一つ。
「普通の生活が送りたい」


体調を崩してから4ヶ月。9月半ばから本格的に皆と同じ練習が出来るようになり、まだ万全とは言えないながらも、コートにはあの声、あの闘志、あの笑顔が戻ってきました。
まさか、北銀杯に出られるようになるなんて…それだけでも夢のようです。これ以上、欲張ってはいけないのかもしれない。けれど、彩音が不在の期間、チームを支え続けてきてくれた仲間のためにも、彩音の声をもう一度コートの中で聞きたい !と復活を信じ、応援してくれた保護者のためにも、そして「彩音が戻って来た時は、必ず強いチームになるよう子供達を鍛えておきます」と、熱い思いで指導にあたってくださった監督、コーチに恩返しするためにも、残り二つの願いを叶えたい。
「1試合でも多くこのチームで戦えますように…」


『北銀杯で優勝できますように…』


皆の思いがひとつになった時、必ず大きな力が生まれます。選手、監督、コーチ、保護者が、今こそ心をひとつにして、これぞ片貝✨という戦いをしよう❗️
きっとできる❗️
かならずできる❗️
片貝ならやれる ❗️ 


チーム一丸、心はひとつ ❗️ 
片貝いくぞー👊




今回の大会は、片貝のメンバーが全員揃って出場できることに、大きな意味を感じています。当たり前のことかもしれないけれど、当たり前ではないのかもしれない。
コロナ禍の現状、このような大会をやっていただけることも当たり前と思ってはいけない。たくさんの方の思い、大会関係者の方の努力でこのような大会が行われ参加できるということに、感謝をしなくてはいけない。
試合ができるということ。対戦相手がいてくれるということ。勝つということ。頑張っても一歩届かず涙を流す子供たちがいるということ。
色んな想いを胸に、彩音の、そして片貝MVBCの子供たちの頑張りを、しっかり目に焼き付けたいと思います。


5.父母


IMG_8966
IMG_0610-1