先日、ぶかぶかのユニフォームを着た、入部したばかりのあなたのビデオを見ました。
今と同じで、必死にボールを追いかけてたね…。

あれから2年半。身体がずいぶん成長したけれど、心はもっと大きく成長しましたね。
両足の痛みをかかえながらも、一生懸命プレーする姿を見た時は、とても胸が熱くなり、あなたを誇りに思いました。

『今日という日は二度と来ないから、後悔しないように頑張ろう‼️』そう言って励まし続けてきたけれど、実はあなたから色々な事を教えてもらっていた事に気づきました。

ありがとう。本当にありがとう...。 

あなたはもう、十分頑張ってる...ずっと見てたから。
あなたが今までやってきた事は、決して間違いじゃない...自分を信じていいよ。

大丈夫‼️きっと…いや❗️絶対に夢は叶うから❗️

5母

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片貝ミニバレーボールクラブ No.5

『わたしが今年バレーボールでかなえたいことは<全国大会出場>することです』、
『わたしがキャプテンだったら<強気>が役立ちそうです。理由は、監督やコーチに強く言われてもうつむかないでせめていくからです。他にも<練習を一生けんめいやること><誰よりもまじめにやること>が役立ちそうです』。
ナズルンの作文から抜粋したもの。
こんな子にも幼い頃があった。 

「お名前は?」
片貝ミニで初めて声をかけてみた。
その子は、じーっと私を見たままで一言も発しなかった。
3年生のナズルンだった。

そこから1年弱が経過。
守りの中心でもないし、サウスポーのこの子を生かすには、アタッカーなんだろうかな…。
初めてフェイントをさせてみた。
しかしネットを越えなかった。
アタックをさせると、山なりでフラフラっとようやくネットを越える。
ナズルンはまじめに練習やトレーニングに取り組む。

さらに1年が経過して、ぐんぐん体力がついて来ているのが分かった。
スピードはトップクラスになり、アタックのミートも県内では指折りの存在になった。

ナズルンが試合にはたくさん出てきたが、存在を他に知らせたのは「みゆき杯」。
サーブで連続得点新を出し、1学年上のトップ連合軍をもう少しというところまで追いつめた。
忘れられない大会の立役者の一人となった。

そしてもう一つ、ナズルンが、レシーブでもその能力を発揮し始めたのが12月の県内大会。
相手エースの攻撃を大部分拾ってしまった。
「自分たちはやれる」、その思いをここでつくったのだ。
最近では、レフト・真ん中への強打、軟打など全部拾ってしまう。

ナズルンには体育館に響くような声を出してほしい。
安定感がもっとほしい。
つらい足の痛みにも、顔には絶対出さないでがんばっているのだから…(動きでようやく感じ取れるのだ)。

みんなが 心をひとつにして 夢を叶えてほしい!

監督T

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